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一 括 講 読

投稿時間:04/12/24(Fri) 21:20
タイトル:S-TTLの更なる安定動作 / Operating Tips for stable/accurate S-TTL Auto

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イノン「D-2000」オートストロボに搭載された『“S-TTL”自動調光モード』に関して、ハウジング/プロテクターとの接続方法を工夫する事でより安定した自動調光が実現可能です。



●“S-TTL”自動調光の動作に要求されること

デジタルカメラシステムにて従来用いられてきた外部ストロボの調光方式である、「外部自動調光」/「マニュアル調光」では、外部ストロボ自身が『発光停止』を決定するため、(カメラ側からの情報としては)カメラ内蔵フラッシュの『発光開始』を感知するのみで動作可能でした。

対して、「“S-TTL”自動調光」では、カメラ内蔵フラッシュの『プレ発光』/『本発光』どちらも、『発光開始』に合わせて外部ストロボの発光を開始させる事に加えて、カメラ内蔵フラッシュの『発光停止』を感知して外部ストロボの発光を停止させる必要があります。

よって、従来の「外部自動調光」/「マニュアル調光」方式の外部ストロボと比較して、より高性能(高感度/高精度)なスレーブ機能が必須であると同時に、カメラ内蔵ストロボ光を『効率よく』『確実に』導く工夫が必要となります。



●“S-TTL”自動調光をより安定して使用するための接続方法

イノン「D-2000」オートストロボは、上記の要件を満たすために、非常に高感度/高精度のスレーブ機能を装備しています。

また、対応するカメラシステム(*1)ごとに専用設計された、ストロボ接続用“光ケーブル・キャップセット”を正しく使用する事で、カメラ内蔵ストロボ光を『効率よく』『確実に』D-2000へ導く事が出来ますので、ほとんどの場合問題なく「“S-TTL”自動調光」が機能いたします。

しかし、“光ケーブル断端が汚れている”、“カメラシステム備え付けの拡散板が汚れている”、“環境光が強い(明るい)”、その他不確定要素を見越して、よりよい条件でカメラ内蔵ストロボ光をD-2000に導く事で、より高精度/確実に「“S-TTL”自動調光」を動作させる事が可能となります。

具体的には、以下の対応ハウジング/プロテクター別に、ストロボ接続用“光ケーブル・キャップセット”付属の使用説明書内記述に追加して拡散板の取り外しを行う等、下記方法にて対応するカメラシステム(ハウジング/プロテクター)と光ケーブルでの接続を行う事をおすすめいたします。


オリンパスPT-005の場合
オリンパスPT-007/010/016の場合
オリンパスPT-012/014の場合
その他の対応ハウジング/プロテクターの場合


下記項目、及びハウジング/プロテクターの使用説明書/保証書を良くお読み頂き、弊社、及びハウジング販売/製造会社の保証条項について、ご確認/ご理解頂いた上、実際の作業を行って下さい

1)
以下に記載された、“ハウジング/プロテクターの「拡散板」を固定しているネジを取り外す作業等(以降、「各作業等」と記述)”は、ハウジング/プロテクターの製造元が関知している物ではありません。「各作業等」についてのご質問、お問合せ等は、決してハウジング/プロテクターの製造元に行わないで下さい。また、同様の理由により、「各作業等」を行う場合、お客様ご自身が全ての責任を負う必要がある事をご確認下さい。
2)
「当作業等」を行う事によって、ハウジング/プロテクターの保障期間内であっても、ハウジング/プロテクター製造元の無償修理を受ける事が出来なくなる可能性があります。予めご了承下さい。詳細につきましては、ハウジング/プロテクター付属の使用説明書/保証書をご確認下さい。
3)
万一、「各作業等」を行う事によって不具合(ハウジング/プロテクター本体、ハウジング/プロテクター付属品、ハウジング/プロテクター内にセットするカメラ本体等の不具合等)が生じた場合、弊社は一切、その責任を負いかねます。
4)
万一、「各作業等」を行う事によって浸水等の不具合が生じ、この不具合に起因する、付随的損害(撮影に要した諸費用及び撮影により得べかりし利益の喪失等)が発生した場合においても、弊社は一切、その責任を負いかねます。
5)
以上の注意事項、及び補償条項について、ご納得頂けない場合には、「各作業等」を行わないで下さい。調光精度/確実性が若干劣る可能性がありますが、「“S-TTL”自動調光」自体の動作に問題が起こることはありません。


オリンパスPT-005の場合
「キャップW2ホルダースペーサー」の取り付けを、PT-005の『拡散板』を取り外した状態で行ないます(下画像@/A/B)。その後、“光Dケーブル”をPT-005に取り付けるための“キャップW2ホルダーユニット”を「キャップW2ホルダースペーサー」に取り付けます(下画像C)。
取り外した『拡散板』、および“ネジ”は、元の状態に戻す際に必要となりますので、大切に保管します。
 


オリンパスPT-007/010/016の場合 [画像はPT-016]
各プロテクターの『拡散板』(乳白色)および『拡散板カバー』(透明)を取り付けている“ネジ”を外し(下画像@)、『拡散板』(乳白色)を取り外して(下画像A)、『拡散板カバー』(透明)のみを再度取り付けた状態で(下画像B)、『拡散板カバー』に直接、“キャップW2ホルダーユニット”(PT-007/010)、あるいは“キャップW8ホルダーユニット”(PT-016)を取り付けます(下画像C)。
取り外した『拡散板』は、元の状態に戻す際に必要となりますので、大切に保管します。
 


オリンパスPT-012/014の場合 [画像はPT-014]
各プロテクターの『拡散板』(乳白色)および『拡散板カバー』(透明)を取り付けている“ネジ”を外し(下画像@)、『拡散板』(乳白色)、および『拡散板カバー』(透明)双方共に取り外した後(下画像A)、“キャップW4遮光板ユニット”(PT-012)、あるいは“キャップW6/W13遮光板ユニット”(PT-014)を取り付けた、“AD/M67マウントベース”の取り付けを行います(下画像B)。
取り外した『拡散板』、および『拡散板カバー』は、元の状態に戻す際に必要となりますので、大切に保管します。
 


その他の対応ハウジング/プロテクターの場合
各ハウジング/プロテクターに対応する、ストロボ接続用“光ケーブル・キャップセット”付属の使用説明書に記載された方法にて正しく接続を行ないます
特に、次のハウジング/プロテクターを組み合わせる場合には、“光ケーブル・キャップセット”付属の使用説明書に記載された下記項目を必ず守って下さい。

・ニコンWP-CP1/CP2の場合[画像無し]:
各プロテクターの『拡散板』を取り付けている“ネジ”を外し、『拡散板』を取り外した後、“キャップW12遮光板ユニット”(WP-CP1)、あるいは“キャップW11遮光板ユニット”(WP-CP2)を取り付けた、“ADマウントベース”の取り付けを行います。

・オリンパスPT-020/022/024の場合[画像はPT-022]:
対応する各“ホルダーユニット”の取り付けをぐらぐらしない様にしっかりと行うため、各プロテクターの『拡散板』(乳白色)を必ず手で取り外した後に(下画像@)、『拡散板カバー』(透明)へ取り付けます(下画像A)。
 



●その他“S-TTL”自動調光を使用する上で注意すべき事項

上記の接続法の工夫以前に、「D-2000」使用説明書【基本編】内等に記載されている、「“S-TTL”自動調光」を行う場合に守るべき項目を以下に列挙いたしますので、今一度ご確認下さい。


・「“S-TTL”自動調光」に対応するカメラ/ハウジングですか?
 [「D-2000」使用説明書【基本編】25-26ページ]

・各カメラシステム用に指定された“光Dケーブル・キャップセット”等オプション類を正しく使用していますか?
 [「D-2000」使用説明書【基本編】13-18ページ]

・“クリアフォトシステム”を使用していますか?
 [「D-2000」使用説明書【基本編】22ページ]

・D-2000内蔵フォーカスライトに『ライトフィルターシール・赤』を貼っていますか?
 [「D-2000」使用説明書【基本編】27ページ]

・“光ケーブル”の断端が汚れていませんか?
 [各“光Dケーブル・キャップセット”使用説明書]


また、カメラ機種ごとに異なるストロボ調光特性の差を補正する際等に必要となる、発光量調節法 [使用説明書【基本編】28、30-35ページ]につきましても、同様にご確認頂く事をおすすめいたします。



以上、どうぞ宜しくお願いいたします。


2004年12月24日

有限会社イノン









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