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投稿時間:06/03/27(Mon) 22:30 (No.94)
タイトル:“Zシリーズ”ストロボの大光量次世代機、Z-240発売のお知らせ (English)

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コンパクトボディに圧倒的な高性能/多機能を凝縮し、今なお、多くのユーザー様にご愛用いただいております、イノンハイエンドストロボ「Z-220」。
8ヶ月前に生産を終了した、この“Zシリーズ”ストロボの正統な後継機種として、このたび、ガイドナンバー『24』の大光量次世代ストロボ「Z-240」を、3/31に発売開始いたします。


・水中オートストロボ「Z-240」
  3/31発売予定、\60,800-[税抜] / \63,840-[税込]



「Z-240」製品画像 [左:ストロボ正面、右:操作パネル]


製品の主な特徴[弊社「Z-220」との相違点を中心に記述]

ガイドナンバー24の大光量、円形配光100°の広照射角
ガイドナンバー『24』(*1)。同シリーズの旧世代機(Z-220)と同じ照射角、円形配光の100°(*2)のまま、実測で約『30%』もの光量アップを実現しました。
従来の単三型電池4本のみを電源とする「Z-240」ですが、イノン独自の“T型ツインフラッシュ”構造や、最適設計された反射鏡/プリズムが、閃光を無駄なく効率的に照射して、大光量/広照射角を可能とするのです。

高速X接点カメラ使用時、さらに差がつく大光量
ごく短時間で非常に強く閃光可能なZ-240は、従来の大光量ストロボの問題点であった、発光時間の長さをクリアし、高速シャッターでの撮影時でも、ストロボ光量の低下がありません。高速シャッター時、旧世代機(Z-220)との実効光量比は『約30%』を超え、1/250秒では『約60%』、1/500秒ではなんと『約90%』アップに達します。
明るい水面下/白砂地での撮影時など、高速シャッタースピード(デイライトシンクロ)でさらに絞り込みたい、デジタル/フィルム一眼レフカメラシステムユーザーの要望に応えます。

最短1.6秒のリサイクルタイム、コンパクトボディ
外径99mm/奥行き100mm/高さ122mm(*3)のコンパクトボディながら、Full発光時のリサイクルタイムは、なんと最短で『約1.6秒』(*4)。主要な電子部品をストロボ2台分搭載する回路構成(トランス:1個→2個、トランジスタ:2個→4個)で、クラス最速の充電時間を実現しています。

光/電気の両接続に対応、『D-2000』シリーズの次世代機能もすべて搭載
イノンハイエンドストロボ「Zシリーズ」の次世代機として、ニコノス5 ピンシンクロコネクターを装備したカメラシステムとの“電気ケーブル”接続に対応。もちろん、デジカメ内蔵ストロボに“光Dケーブル”接続を行う事で、TTL オート撮影を実現する「“S-TTL”オート」モードや、“クリアフォトシステム”対応など、『D-2000』シリーズに採用された先進機能を全て搭載(*5)。キヤノンEOS20D/10D用ハウジング、イノン『X-2』シリーズと組み合わせる事で、『簡単』/『確実』に、完全自動の“S-TTL”オート撮影を行えるようになるのです。
もちろん、サブカメラのお手軽デジカメ(透明ハウジング)に“光Dケーブル”をつなぎ換え、完全自動“S-TTL”撮影を行うといった事も簡単。あらゆる機器構成での撮影、カメラシステムのアップグレードにも対応可能です。

13段階マニュアル/24段階外部オート装備、多灯構成でのシャドウコントロールも簡単
微妙な光量調節を必要とするプロユース向け、1/2EV.刻みで13 段階の発光量調節が可能な「マニュアル」モードと共に、デジタル1眼レフカメラシステムとの“電気ケーブル”接続時、簡便な操作でオート調光を実現する、1/4EV.刻み24 段階の微調節が可能な「外部オート」モードを装備。自由度の高いライティングを提供します。
さらに、“光Dケーブル”接続での多灯構成時には、イノンストロボに搭載された独自機能“アドバンスドキャンセル回路”によって、「“S-TTL”オート」モードのストロボで設定した全体の適正露出を保ちつつ、「マニュアル」/「外部オート」モードのストロボ光量を調節して、左右の光量バランスを自由に変える事が可能。従来、マニュアル設定が原則であった、水中多灯ライティング時のシャドウコントロールが『簡単』/『確実』に行えます

多機能、シャッター連動自動消灯フォーカスライト内蔵
ストロボの光軸合わせやピント合わせの補助光として、また、レディランプと連動して点灯させる事で、発光準備完了を知る事も出来る、多機能内蔵フォーカスライト。Z-240では、皆様からのご要望を取り入れ、“電気ケーブル”接続時の制御方式に、『Z-240』側のスイッチ操作による手動ON/OFF 方式を採用しました。フォーカスライト光を連続点灯する事も、完全に消す事も、被写体や撮影状況に合わせ、ストロボ側のスイッチ操作で選択可能です。
もちろん、いずれの接続方法であっても、シャッターレリーズにリンクして、フォーカスライトは自動的に消灯(*6)。“プレ発光”を行うカメラシステムとの“光Dケーブル”接続時には、“プレ発光”の時点で消灯を開始するため、フォーカスライト光の写り込みを気にする必要はありません。

フィルムカメラ用 新調光方式「マニュアル+TTL オート」搭載
TTL オートの最大発光量をマニュアルで設定可能とし、TTLオートの弱点をおぎなう新調光方式「マニュアル+ TTL オート」モードを搭載。TTLオートに対応したフィルムカメラシステムと“電気ケーブル”で接続した場合にご使用可能です。
中層を泳ぐ被写体を撮影する場合など、従来のTTL オートが苦手な撮影シーンであっても、あらかじめ被写体の露出に必要な発光量をおおよそマニュアルで設定しておけば、万一TTL エラーが発生した場合でも設定光量で発光が停止し、『Z-240』がFull 発光してしまう心配がありません。露出オーバーを大幅に減らし、実際に“使える”カットの割合を飛躍的に増加させる事が可能です。
また、常にマニュアル発光で撮影を行われている方も、カメラシステムに装備された高精度のTTL 調光機能を、TTL エラーによる白とびの心配なく活用する事が可能となります。マニュアルでの発光量設定の誤りによる露出オーバーを大幅に減らせるだけでなく、毎回の露出計算を大幅に省力化出来るチャンス。ぜひお試し下さい。


*1
陸上値/ISO100・m、公称値
*2
付属の-0.5/-1.5拡散板使用時は110°
*3
突起部を含まず
*4
推奨電池 (ニッケル水素充電池、SANYO Twicell 2700 Series, HR-3UG, 1.2V, 2,700mAh)使用時。リサイクルタイム/ 発光回数は、弊社内テストデータ( 参考値) です。電池メーカー/ 種類等により差が出る場合がありますので、ご留意下さい。
*5
組み合わせるカメラシステム、及び接続方法等により、使用できる機能は異なります。
*6
組み合わせるカメラシステム、接続方法、及び撮影条件等により、フォーカスライト光が写り込む可能性があります。


製品仕様等につき、以下の製品関連パンフレットも合わせてご覧下さい。

・水中オートストロボ「Z-240」(PDF:328KB)
 http://www.inon.co.jp/cgis/news/img/2006MDF/Z-240.pdf


以上、どうぞ宜しくお願い致します。



2006年3月27日

有限会社イノン









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