S-TTLの応用
D-2000 Type4

■イノン D-2000 Type4

 
"Ultra Multimode" D-2000の"S-TTL"オート機能は、いわゆる簡単デジカメでの"完全オートストロボ撮影"を実現するだけではありません。
 
●水中TTLオート撮影時でも、好みに合わせて「ちょっと暗め」/「ちょっと明るめ」に発光量を補正
 
●2灯撮影での立体感を強調。発光量のバランス調節によって、ストロボ光で生じる影をコントロール
 
従来の水中TTLオートストロボ撮影では不可能であったこの2つの機能が、D-2000の操作だけでカンタンに実現できるのです。
これまでの水中オートストロボ撮影では満足できない、あなたの感性にD-2000は応えます。


その1

TTLオート撮影でも、好みに合わせた「ちょっと暗め」/「ちょっと明るめ」が自由自在

 【“S-TTL”オートでは、「EV.コントロールスイッチ」で発光量を補正できます】

【ちょっと明るめ】EV.コントロールスイッチ:A
【ちょっと明るめ】
EV.コントロールスイッチ:A

【標準】EV.コントロールスイッチ:B
【標準】
EV.コントロールスイッチ:B

【ちょっと暗め】EV.コントロールスイッチ:C
【ちょっと暗め】
EV.コントロールスイッチ:C

【だいぶ暗め】EV.コントロールスイッチ:C-
【だいぶ暗め】
EV.コントロールスイッチ:C-

水中写真をある程度マスターすると、ストロボ光の露出補正ができない従来の水中TTLオートストロボでは、自分の水中イメージが表現できなくなります。
好みの露出は、各カメラマンの感性によって異なりますし、被写体の色の違いなどでも、適正露出が変わるからです。
D-2000の"S-TTL"では、好みの露出、そして撮影状況により異なる適正露出に合わせて「ちょっと明るめ」/「ちょっと暗め」の発光量をカンタンに調節可能。
手動で補正できる「EV.コントロールスイッチ」が装備されており、スイッチを回すだけで、"本当の"適正露出を選ぶ事ができるのです。

従来の水中TTLオートストロボを『超えた』使い勝手。以下撮影例をご参考に、D-2000をその手でお試し下さい。

●撮影例データ

  • D-2000を『"S-TTL"オートモード』 にセットした後、発光量補正を行う「EV.コントロールスイッチ」を『B』【標準の位置】にセット。
  • 「EV.コントロールスイッチ」を『A』【ちょっと明るめ】、および『C』【ちょっと暗め】、『C-(Cより1ノッチ右に回した位置)』【だいぶ暗め】に回して、"本当の"適正露出を選びます。


●撮影時の注意

  • カメラ機種や撮影状況、撮影パラメータ(絞り値、撮影距離等)等により、「EV.コントロールスイッチ」が『B』の場合の露出は、撮影例と異なる場合があります。


●撮影機材

  • カメラ/ハウジング:C-5050Z / PT-015
  • ストロボ:D-2000 x2 (2灯とも"S-TTL"オートモード)
  • アタッチメントレンズ:UCL-165M67 x2


●撮影/被写体条件:

  • カメラ設定:F2.6 1/1,000s ISO100 ズームテレ端 マクロモードON
  • 被写体:テンクロスジギンポ (顔幅約1.5cm) 撮影距離:約5cm
  • 撮影地:福浦 撮影:服部亮

その2

2灯撮影での立体感を強調。「ストロボ光による影」を自由にコントロール

 【“S-TTL”オートを応用して、左右の発光量バランスを調節できます】
  
2灯目にD-2000/D-180/D-180Sの外部オートを組み合わせる

【フラットなライティング、少しオーバー目】

【フラットなライティング、少しオーバー目】
スイッチ位置

[左] "S-TTL"オート側:EV.コントロールスイッチB (適正箇所で固定)
[右] 外部オート側:絞り値設定:F8.0


【弱い影をつける】

【弱い影をつける】
スイッチ位置

[左] "S-TTL"オート側:EV.コントロールスイッチB (適正箇所で固定)
[右] 外部オート側:絞り値設定:F5.6


【普通の影をつける】

【普通の影をつける】
スイッチ位置

[左] "S-TTL"オート側:EV.コントロールスイッチB (適正箇所で固定)
[右] 外部オート側:絞り値設定:F4.0


【強い影をつける】

【強い影をつける】
スイッチ位置

[左] "S-TTL"オート側:EV.コントロールスイッチB (適正箇所で固定)
[右] 外部オート側:絞り値設定:F2.8

 

従来の水中TTLオートストロボでの2灯撮影では、左右の光量バランスを変える事はできず、フラットなライティングとなってしまいました。
1灯目のD-2000を"S-TTL"オート、2灯目のD-2000やD-180/D-180Sを外部オ ートにセットして組み合わせる事で、自由に影の強弱をコントロールできます。
1灯目、2灯目ともD-2000の組み合わせで使用すれば、『"S-TTL"オート』と『外部オート』をスイッチ操作一つで切り替えられるので、影の強弱だけでなく、左右どちらに影を作るかも選べます。
2灯でのTTLオートストロボ撮影で、ストロボ光による影をコントロールする機能は、今まで陸上の高級一眼レフカメラシステムにしかありませんでした。
 
従来の水中TTLオートストロボを『超えた』使い勝手。
以下撮影例をご参考に、D-2000をその手でお試し下さい。
 
●撮影例データ

  • ストロボ光による影をつけたい方向を決め(今回は被写体の『右側』)、この方向とは逆側(今回は被写体の『左側』)のD-2000を『"S-TTL"オート モード』にセット。
  • 「EV.コントロールスイッチ」を用いて、元になる露出の適正位置(この場合は『B』)を設定。
  • 2灯目のD-2000を『外部オートモード』 にセットし、カメラの絞り値に合わせて絞り値をセット[ここではカメラ側の絞り値:『F5.6』に対して、同じ値の『F5.6』にセット]。 この状態で、基準となるライティングが実現する(この場合は【弱い影をつける】状態)。
  • 『外部オート』側ストロボの絞り値設定を『F8』【フラットなライティング、少しオーバー目】、および『F4』【普通の影をつける】、『F2.8』【強い影をつける】にセットし、それぞれ撮影。
  • 2灯ともD-2000の場合には、『"S-TTL"オートモード』と『外部オートモード』とを左右逆にセットすることで、影の向きはすぐ逆にできます。

 
●撮影時の注意

撮影時の注意
  • ハウジングとストロボとの接続には、右画像の通り、各ハウジングに対応する『光Dケーブル・キャップセット』、および『光Dケーブル』を用いて、ハウジングと各ストロボとをそれぞれ直接接続する必要があります。
  • カメラ機種や撮影状況、撮影パラメータ(絞り値、撮影距離等)等により、 露出が適正となる「EV.コントロールスイッチ」の設定が『B』と異なる場合があります。
  • 2灯目に組み合わせ可能なストロボは、外部オート、およびアドバンストキャンセル機能を装備したD-2000、D-180、およびD-180Sです。また、外部オートモード側のストロボにD-180/D-180Sを使用する場合には、閃光方式が1灯目のD-2000と異なる事から、カメラの絞り値と若干ずれた値を(多くは、より絞り込んだ値)を、D-180/D-180Sにセットする必要があります。
  • "S-TTL"オートではない方のストロボは、マニュアルで使用する事も可能。この場合にも、ストロボシステム全体の発光量調節は、"S-TTL"オート側ストロボの調光範囲内で正しく制御されます。ただし、外部オート/マニュアルどちらで使用する場合にも、アドバンストキャンセル機能は『ON』 とする必要があります。
  • 外部オートやマニュアルにて使用する2灯目のストロボを設定しやすいように、絞り値やISO感度の固定できるカメラをお勧めします。

 
●撮影機材

  • カメラ/ハウジング:C-5050Z / PT-015
  • ストロボ:D-2000 x2 (一方は"S-TTL"オートモード、他方は外部オートモード)
  • アタッチメントレンズ:UWL-100 Achromat Type2 + ドームレンズユニット for UWL-100

 
●撮影/被写体条件

  • カメラ設定:F5.6 1/1,000s ISO100 ズームワイド端 マクロモードON
  • 被写体:ネコザメ(体長約30cm) 撮影距離:約20cm
  • 撮影地:福浦 撮影:服部亮